株式会社ミューチュアル・グロース

CASE STUDY

Strution for kintone を導入した事例

左から順にケミカルグラウト株式会社 大塚綾菜様、見坊東光様、和田忠輔様、小野一樹様

社名

ケミカルグラウト株式会社

業務内容

地盤改良(地盤の改良、耐震補強、土壌浄化など)

利用用途

日報・報告書、施工仕様、数量表、トラブル対応、現場検索、フィードバック

年間24日分のムダを削減 Strutionが業務改善プロジェクトの一端を担った

ケミカルグラウト株式会社は地盤改良や建設基礎、構造物の耐久性向上などの工事を主な事業としており、全国に展開する施工現場に管理者を派遣し、安全や品質、コスト等を管理する施工管理業務を行っている。この施工管理業務の業務量が多く、現場での負担となっていた。働き方改革が叫ばれていた時期とも重なり、作業を効率化する仕組みを検討するプロジェクトが2016年秋に発足された。まず取り掛かったのは工事の状況を示す手書きの黒板及び写真撮影の業務の効率化。電子黒板の専用システムを導入して時間削減に成功した。続いて資料作成業務の効率化としてExcelのアプリ化を図ろうとするも、意外な反応が現場から発せられた。「雛型の統一は無理」「それほど困っていない」などのネガティブな意見に阻まれてしまった。そんな時に出会ったのが、CybozuDaysに出展していた株式会社ミューチュアル・グロース(以下MG)のStrutionだった。

Strutionとは

StrutionとはStrategy(戦略)とSolution(問題解決策)を組み合わせた造語である。事業の状態に合わせてマイルストーンを共有し、課題毎に優先度を決めて継続的に問題解決を進めていく月額定額制のサービスである。企画、開発、導入、運用、検証を継続的にサポートするため、仕様変更にも柔軟に対応可能、都度見積もりが不要である点が特徴だ。
Strutionについて

ワークショップで管理側と現場とのギャップが浮き彫りに

まずStrutionのサービスの一つである「ワークショップ(全3回)」を実施した。管理者だけでなく、現場担当者も参加することで、様々な課題や部署間でのギャップが浮き彫りになった。それらを解決する方法も管理側・現場側双方で検討することで、納得感の高い方策が導かれた。現場のメンバーが欲していたのは、単純な資料作成の効率化ではなく情報共有やノウハウの有効活用であった。また、ワークショップによって、チームの一体感を高めることができ、その後のプロジェクトを円滑に推進出来た。
ワークショップの様子①

ワークショップの様子①

ワークショップの様子②

ワークショップの様子②

バラバラだったチームをまとめ上げた

バラバラだったチームをまとめ上げた

長期的な改善を前提とした取り組みで明確な効果も実感

アプリ構成図
データ検索を目的とした現場検索アプリを軸にアナログで記録していた情報をアプリ化。現場内で閉じられていたノウハウが共有でき迅速なトラブル対応やスムーズな現場管理が可能になった。また、煩雑だった書類作成がボタンクリックで出力可能となり、作業時間の削減に寄与した。
タイムライン
kintoneのユーザ発表会であるkintone hive tokyo vol.9では、「現場管理アプリ群を駆使した業務は、導入前に比べて年間24日分の時間削減を実現出来た。」と発表されており、効果を実感して頂いている。現在も継続して業務改善を進めるアプリの開発を行っており、お客様より「現場の運用で分からない事があれば、現場に同行頂いて実際に見てもらうなど、親身になって対応頂きました。我々のニーズを的確にくみ取って頂き、感謝しています。他の部署へ展開する際にも、ぜひご協力頂ければと思います。」と高く評価して頂いている。MGは今後もケミカルグラウト株式会社様のビジネス成長につながるよう、Strutionで支援していきたい。