株式会社ミューチュアル・グロース

CASE STUDY

Strution for kintone を導入した事例

左から順に矢島様、萩原様、須田様

社名

東急株式会社 東急ベル・EC 推進グループ

業務内容 (一部)

ECサイト「SALUS」「東急ネットストア」「ギフト日和」、ホーム・コンビニエンスサービス「家ナカ」運営

利用用途自

ECサイト商品情報受付、支払・請求情報管理

Excelマクロからの脱却。チーム全員で業務を棚卸して再設計。kintoneだから汎用性・柔軟性が高いシステムができた。

背景と課題

背景と課題

ECサイト管理システムに連携する注文情報や発注依頼、発送情報などのCSV形式のデータはExcelでマクロを駆使して作成していた。また、店舗からの商品情報はeメール経由でExcelで受領していた。運用していくうちに、二重取込などのヒューマンエラーのほか、受領ファイルの破損・入力値不正などの連絡対応やExcel読取パスワードの付与/解除作業などの授受自体に多くの時間を要する、Excelマクロが作成者でないと修正できない、一連のフローが可視化されていないために請求書未着に気づかず支払しそびれてしまった、などの課題が生じてきた。2019年にEC推進担当課長補佐として異動された矢島様は、担当者から「苦しい」、「楽しくない」という社員の声を聞くも、今の運用では課題解消の根本的な解決に至らないと考え、なんらかのシステム化が必要と考えた。
kintone

kintoneとの出会い

サイトオープンから間がなく、スクラッチ開発を発注できるような大きな投資の認可が見込まれない状況下で、矢島様は「業務改善」「システム」をキーワードに検索。その中に他部署のkintone事例を見つける。さっそく該当部署にヒアリングした結果、受発注業務をkintoneで運用できそうだと考えた。並行して汎用的な受発注システムをお試し利用してみるも、汎用性が乏しく挫折。他を探す時間的な余裕はなかったことから、kintoneで進めることを決意。しかし、kintoneをまったく知らなかったため正直不安ではあったという。

ディベートして業務フローを再定義

まず部内で徹底的なヒアリングを行い、属人化している業務を展開。課題を出しあい、業務フローを再定義した。
before
after

アジャイル開発

kintoneの開発については、「ベンダーにすべてを作ってもらうことは避けたい」、「状況に応じて柔軟に変更できるようにしたい」と考えていた。ベンダーに選定したミューチュアル・グロースに相談し、少しずつリリースするアジャイル方式で開発を進めることにした。これまで完成品を使うという風土があったため、当初この開発方式には抵抗を感じる人もいて、とてもチャレンジだったが、その都度相談、変更を繰り返しながら開発を進めることができた。

kintone導入の効果

SALUSONLINEMARKETでのオススメ商品の一つパナデリアコペリエセイボリーブレッドセット (https://shop.tokyu-bell.jp/shop/static/salus/coperie/meta/index.html)

導入の効果についてこう語る。「まず、登録ミスがゼロに近くなり、データの信頼性、品質が大きく向上した。また、 kintone でデータが管理されているため、入金漏れの2重チェックがほぼ不要になった。おかげで作業的にも精神的にも負担が軽減された。さらに、発注書作成にかかる時間 が従来の3分の1まで大幅に削減できた。順調に EC サイトの受注数は伸びているが、 作業負担が増える事なく対応が出来ている事に驚きを感じている。」(矢島様)「大変だった受注状況のチェックが楽になった。」(萩原様)「kintone の利便性を日々感じている。自分たちでも開発ができて面白い。」(須田様) チームの働き方が大きく変わり、削減できた時間を販売戦略立案など本質的な業務に 傾けられる様になったという。

これからも継続してkintoneで業務改善

ミューチュアル・グロースについて、「現場の運用で分からない事があれば、現場に同行頂いて実際に見てもらうなど、親身になって対応頂きました。我々のニーズを的確にくみ取って頂き、感謝しています。他の部署へ展開する際にも、ぜひご協力頂ければと思います。」と高く評価して頂いている。現在も自らアプリを作成される、手作業業務をkintone化したいなどのアイデアがでる、別部署へのkintone展開も予定しているなど、業務改善を継続されているとのこと。ミューチュアル・グロースは今後も東急株式会社様のビジネス成長につながるよう支援していきたい。